フェイスゴスペルニューヨークツアー(6)
2019年3月7日(木)
今日は2018年11月24日(日)フェイスゴスペルニューヨークツアーの回想録です。
さあ、この日はついにニューヨークハーレムで行われるゴスペルコンサートに出演させて頂く日です。
ゴスペルコンサートの主催者は、先日ハーレムでゴスペルワークショップをしてくださったビンセント・ボハナン(Pastor Vincent Bohanann)氏で、せっかく日本から来るのだから僕たちと一緒にコンサートに出ようと快く声をかけて下さいました。
ハーレムでワークショップを受けるだけでも光栄なのに、その上一緒にコンサートに出演なんて本当に信じられません。
また、私たち日本人でもすぐ英語の歌詞を覚えてコンサートで歌えるように比較的歌詞が少ない曲を選んでくれました。
もちろん、ビンセントさんが全て作曲、編曲されています。
その中の「Oh oh give thanks」という曲はゴスペルではスタンダードな歌詞で色々なゴスペルアーティストが色々なメロディーでよく歌っています。
今回のビンセントさんのそのメロディーは最高にかっこよく、歌っていてテンションが上がるダイナミックな曲でした。
私たちの出番はまず置いておいて、ビンセントさんのクワイア「Sound Of Victory」さんのゴスペルを間近で見させて頂きました。
彼らはとても若い世代のクワイアです。
とても真摯にゴスペルと向かい合い、まっすぐ歌っています。
そして飛んでくる声のボリューム感もすごいです。
リードボーカルの女性がグイグイクワイアを引っ張っていきます。
何でしょうか、この型にはまらない感覚は。
ある人は歌い、ある人は踊り、ある人は叫ぶ。
でもバラバラなようで流れは統率されていて曲のエンディングにきちっと行って完結する。
いい加減なようで流れはとてもきれい。
ほんとこの人たちのセンスは素晴らしいです。
ゴスペルはやはり本場まで見に行って、彼らの歌声、バンドのフィーリングを肌で感じるべきだなと思わされます。
教会の蒸し暑さ、音響の悪さをもろともしない歌声、匂い、みんながダンスして動いた時に揺れる教会の床、全てに包まれます。